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“今治タオル”工場に迫る炎 1300年続く寺院も緊迫

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 愛媛県の山火事。今治タオル工場にも火の手が。

■“今治タオル”工場に迫る炎 寺院も緊迫

 山林火災は27日で5日目。延焼の範囲は広がり続け、442ヘクタールに広がりました。

 約1300年の歴史を持つ寺院でも一時、緊張が走りました。

世田薬師 田中誠時住職 「もう夜は全部真っ赤です」

 今治と西条、2つの市の境にある世田山。その手前にあるのが、江戸時代初期に建てられたという「奥の院」の本堂です。

 住職は一気に燃え広がる炎を確認し、現場に急行。

世田薬師 田中誠時住職 「すぐに西条市の方に『もう燃えよる』って言ったら『住職分かったすぐにヘリコプターを入れて散水するから退いてくれ』って言われて下りた」

 この“初動対応”が西条市側への延焼を防ぎました。

世田薬師 田中誠時住職 「いかに早く消火態勢を取って対応をするか。本当に皆様に感謝ですよ」

 一方、今治の市街地に迫る火の手は…。

正岡タオル 正岡祐志社長 「こんなに火が早く来るとは思わなかったです」

 今治の名産品「今治タオル」の工場近くにまで…。

 国内最大規模のタオル産地として知られる今治市。一日5600枚を作るタオル工場。事態が急変したのは25日のことでした。

 本社から近い“建物”からも火が上がり…。

正岡タオル 正岡祐志社長 「(きのうは)臨時休業しました。とにかく命が大事ですから」

 ただ、幸い27日は工場を稼働できているそうです。

正岡タオル 正岡裕志社長 「今治タオル何一つ被害はあっていません。雨で鎮火するようにも祈っております」

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