気象庁は30日午後、東京都心部で桜が満開になったと発表しました。桜の名所から穴場まで各地を取材しました。
■東京都心部で桜が満開
標本木がある靖国神社。午後2時ごろ、気象庁は東京の桜が満開になったと発表しました。
東京管区気象台の職員 「だいたい8割開花が認められたので、満開を発表します」
多くの花見客が見守るなか、平年よりも1日早く満開に。門出を祝う人たちなどが、満開のソメイヨシノを楽しみます。
花見客 「きれいでした」 「(Q.桜を見るとどんな気分?)新しい気持ちになる。心機一転」
真冬の寒さから一転、春の陽気が戻った東京。桜の名所は大混雑です。上野公園は、宴会の花見客で埋め尽くされています。
超高層ビルが立ち並ぶ大都会には、意外な花見スポットも。JR渋谷駅から徒歩1分。東京・渋谷区桜丘町にある「さくら坂」です。
広島から来た人 「広島はまだこんなふうに桜がバアッと咲いている所がないので。もう春が来ているなと」
ピンク色の桜のトンネルがおよそ200メートル続きます。
アメリカから来た人 「アメージング」 「ビューティフル」 「日本の自然が大好き、散っていく桜も。すごくワクワクしている」
夜はライトアップされ、幻想的な桜と超高層ビルのコラボレーションも楽しめます。
春の絶景は、都心から離れた場所にも。山梨県身延町の身延山久遠寺では樹齢400年、圧巻のしだれ桜が咲き誇ります。
東京から来た人 「とても見事。東京で見るのと全然違う。非常に上品な感じがする」
西日本も春らんまんです。
熊本城もソメイヨシノが満開に。
花見客 「ランニングクラブのお花見ランで、皆で走って戻ってきて。最高ですね」
31日以降は天気が下り坂で、真冬のような寒さも戻ってきます。