大地震が発生したミャンマーでは、これまでに1600人以上が死亡したと伝えられています。激しい揺れに見舞われたマンダレーでは、日本人1人と連絡が取れなくなっています。
■大地震のミャンマー 住民は外に避難
復旧作業が進まない首都ネピドー。気温30℃を超える時期に停電や余震も続き、市民が取った行動は、布団を敷いて路上での睡眠でした。
ミャンマーに隣接する中国・雲南省の地震発生当時の映像。赤ちゃんのそばにいた看護師がすぐに抱きかかえて守りますが、あまりにも揺れが大きく、立っていられません。さらに、沢山の新生児用ベッドが一斉に動き出し、必死で押さえます。
一方…。
国際医療NGOジャパンハート創設者 小児外科医 吉岡秀人医師 「手術の患者の麻酔をかけ始めていたんです。その時に最初の揺れがきたんですね」
手術は中断。急いで建物外に避難しましたが、病院は倒壊の被害に遭いました。現在、電気や水などあらゆる物資が不足しており、復旧にはまだまだ時間がかかるといいます。
吉岡秀人医師 「最初にやられていくのは小さい子どもたちなので、ぜひ彼らを助けてあげてほしい」
震源に近く大きな被害が出ているマンダレー。建物の倒壊現場では、夜間も救出作業が続いていました。停電の影響で、ライトで照らされている倒壊現場以外は真っ暗です。
外務省によると、マンダレーで崩壊した建物に住んでいた日本人の1人と連絡が取れなくなっているということです。地震に巻き込まれた可能性があるとみて、ミャンマー当局に対し、捜索・救助の要請を行っています。
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