今年はマグロが安く食べられるかもしれません。注目は赤身でもトロでもない「茜身」なのです。
■新グルメが続々 マグロ安く手に入る!
外国人であふれる東京・築地。こちらの店には本マグロで握る特上のおすしが。
アメリカから来た人 「脂もたっぷりで口の中で溶けるのが最高!」
本マグロは“海のダイヤ”とも称されるマグロの王様です。
アメリカから来た人 「日本は目の前で調理してくれるから、新鮮さと楽しさが伝わってよりおいしく感じる」
一方、東京・豊洲の店でオーストラリアから来た家族が食べていたのは…。
オーストラリアから来た人 「あぁ、なんておいしいの」 「普通のハンバーガーより好き!」 ボリュームたっぷりのマグロバーガー。外国人から大人気です。日本のマグロの虜になる外国人。
イギリスから来た人 「ファンタスティック!」
厳選した天然の本マグロをのせた海鮮丼。
イギリスから来た人 「完璧!」 「最高!」
クロマグロは高級食材ですが、今年は手に取りやすくなるかもしれません。
資源確保のため、2015年から国際的に漁獲量が制限されているクロマグロ。ところが近年は回復傾向にあることから、今年以降の年間漁獲枠が大型はなんと5割も増えることに。まさに“マグロ新時代”に突入。
そうしたなか、各地で新たな“マグログルメ”も続々登場。
観光客も多く訪れるマグロの町・神奈川県の三崎漁港。大トロでも中トロでも赤身でもない「茜身」とはマグロの血合い部分で、これまでほとんど食べられることがありませんでした。
去年「茜身」と名付け、マグロの新たな魅力として売り出したのです。
こちらの店ではごま油で味付けした本マグロの茜身のお刺身を。
茜身に含まれる「セレノネイン」という成分は、生活習慣病の改善やストレス軽減などの効果が期待できるという研究もあります。
埼玉県の大宮駅前に去年オープンしたマグロ料理の専門店。
お客さんが食べているのは“マグロの焼肉”。中トロや希少部位のほほ肉などをぜいたくに楽しめる5種盛りが一番人気です。表面をさっとあぶることで生とは違う香ばしさと歯ごたえがプラス。
今年はお得なマグログルメに注目が集まります。