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高齢者向け「プラチナNISA」 金融庁が検討へ 毎月分配型にメリットは?

政治

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 政府は高齢者向けにプラチナNISA(少額投資非課税制度)の創設を検討していることが分かりました。

 16日に明らかになった新たなNISA。

岸田前総理 「日本のお金の動きを大きく変えてしまおうという取り組み、これをしっかりと進めていくことが重要だと。若者や高齢者を含めた全世代を対象としたNISA。NISAの全世代化の議論ですとか」

 岸田前総理が会長を務める資産運用を推進する議連が提唱したのが65才以上の高齢者を対象とした「プラチナNISA」。

 NISAとは国民の将来的な資産形成を後押ししようと2014年にスタートした18才以上が対象の小額投資非課税制度。

 去年1月からは、その非課税枠や投資枠が拡大した「新NISA」がスタートしましたが、運用益の再投資や長期の積み立てが前提となるため、高齢者には向いていないとの指摘がありました。

 そこで、このプラチナNISAは高齢者に利用してもらうことを目的に長期運用型ではなく毎月分配型、つまり運用益の一部を再投資に回さず、毎月「分配金」として支払う金融商品を想定しています。

 金融庁は今回の提言を受けてプラチナNISAの検討を進める方針です。

 証券業界、経済界からは前向きな声が…。

日本証券業協会 森田敏夫会長 「非常に歓迎されることだというふうに思っていますし、資産運用立国議連、金融庁と連携をして何とかこの方向で進めていきたいなと」

経済同友会 新浪剛史代表幹事 「資産立国になっていくというのは、道はまだまだ険しいので、色んな手、あの手この手を考えていかなきゃいけないんだろうなと」

 しかしその一方で、リスクが大きすぎるなど注意を呼び掛ける声も…。

X(旧ツイッター)への投稿 「政府は高齢者からタンス預金を搾り取りたいだけ」 「そもそも毎月利益を出して配当など無理」 「配当の時の元本切り崩しのリスクをきちんと説明しろ」

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