核問題を巡ってアメリカとの協議が続くなか、イラン革命防衛隊の元司令官がANNの取材に応じ、イランは今後も核兵器を使うことはないと強調しました。
イラン革命防衛隊 フセイン元司令官 「もしアメリカが核施設を攻撃してきたら、間違いなくイランは防衛ドクトリンを考え直すだろう。それは、核かもしれないし、他国の核の傘を使うかもしれない」
イラン革命防衛隊で司令官も務めたフセイン氏は、このように述べた一方で、現在進むアメリカとの協議が決裂しても、イラン自身が「核兵器を使う未来はない」と強調しました。
イランが交渉を続ける理由について、「我々が戦争を望んでいないことを示している」と述べました。
また、モスクワを訪問したアラグチ外相には、核協議の場をロシアに移し交渉を効果的に進める役割があるとしています。
次回の協議はイタリア・ローマで19日に開かれます。