アメリカのトランプ大統領はFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長を「ミスター・遅すぎる人」と呼び、早期の利下げを改めて求めました。
トランプ大統領は21日、自身のSNSで、エネルギーコストや食料品の価格が大幅に下落したとして「インフレは事実上、存在しない」と主張しました。
そのうえで、「利下げをしないと経済が減速する可能性がある」と訴え、FRBのパウエル議長を「ミスター・遅すぎる人」と批判しました。
パウエル議長はトランプ政権による関税政策が物価に与える影響などを警戒し、早期の利下げに慎重な姿勢を維持しています。
トランプ氏は先週、パウエル議長に対し「退任が早すぎることはない」とまで批判していて、利下げを巡って両者の対立が激しくなっています。