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フェンシングに打ち込む中学生 心強い姉と切磋琢磨「夢はインターハイ1位」 香川【こどもミライパーク】

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 香川県でフェンシングに打ち込む中学1年生の女の子がいます。3月に開かれた小学生の全国大会で、2位に輝きました。

 高松北中学校1年の山畑歌子さん(12)。山畑さんは、フェンシング部で週5日練習しています。

(山畑歌子さん)
「迫力があるところとか繊細な動きとか(攻撃の)権利の取り合いとかが激しくてかっこいい」

 高松北中学校・高校は、2021年の東京オリンピックフェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した宇山賢さんの母校です。

 山畑さんがフェンシングを始めたのは年長の時。始めたきっかけは、3歳年上の姉・花乃子さん(15)にありました。

(山畑歌子さん)
「お姉ちゃんが先に(フェンシングのクラブに)入っていて、私も時々お姉ちゃんの練習を見に行っていて、かっこいいなと思って入ろうかなと思いました」

 山畑さんは3月、「全国小学生フェンシング選手権大会5・6年女子フルーレの部」に出場。105人が参加する中、準優勝に輝きました。

(山畑歌子さん)
「ネガティブになるけど、ポジティブにちゃんと考えて思い切ってやることを考えています。自分に『大丈夫、大丈夫』って言い聞かせてやっていました」

 優れた結果を残している山畑さんですが、フェンシングは「考えることが多くて難しい」と日々頭を悩ませながらプレーしています。

(山畑歌子さん)
「攻め方とかも1個じゃバレちゃうし、剣の見せ方とかも防御の仕方とかも、いろんな方法じゃないとバレちゃうし、相手に応じたやり方でやらないといけないから、1試合1試合考えてやらないといけないから難しい」

 そんな山畑さんの強さは、「積極的な攻め」です。

(山畑歌子さん)
「私はフィジカルが大きい方なので迫力があるのと、足が強い方なので、速くファント(突き)が打てるところが強みだと思っています」

 また、強さにつながっているもう1つのポイントは、高校1年生の姉・花乃子さんの存在。花乃子さんは、2023年の全国大会で3位。そんな彼女による少し辛口なアドバイスも、成長につながっています。

 この日も、姉妹で対戦した後……

花乃子さん「なにがしたいかとかなかったやろ歌子。なにで決めるとか」
歌子さん「歌子はどっちかというと攻めて決めたかった」
花乃子さん「攻めて……じゃなくてもっと具体的にここを打つとか、ここを突くとかそれがないといかんと思う」

花乃子さん「いつも毎日あんな感じやんね」
歌子さん「ちょっと認めたくなくて『あぁはい……』みたいな」
花乃子さん「え? なんで? みたいな」
歌子さん「めっちゃ厳しいですよ。1つ1つの言葉にトゲがあるから悲しい(笑)」
花乃子さん「でも、でもだってそうやん! って思ってしまう。私も妹だからこそ包み隠さずというか思ったことを全部言っています」

 時に厳しくアドバイスをする関係性。お互いにどう思っているのでしょうか?

(山畑歌子さん)
「一番相談しやすい相手だし、いてくれてめっちゃありがたい」

(山畑花乃子さん)
「私のフェンシングを一番分かってくれているし、一緒に切磋琢磨していける存在だと思っています」

 心強い姉と支え合いながら成長を続けています。そんな山畑さんの将来の夢は?

(山畑歌子さん)
「将来の夢はインターハイで1位になることです」

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