将棋の藤井聡太七冠(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する名人戦の第2局が東京の羽田空港第1ターミナルで行われるのを前に前夜祭が開かれ、藤井七冠は「滑走路を適度に眺めて集中する」と意気込みを語りました。
藤井聡太七冠 「羽田空港で対局するのは昨年に続いて2年目になります。この会場は滑走路に面していて、そちらの方に目が行ってしまう。対局中に気を取られすぎるのは禁物ではあるんですけれど、適度に眺めてリフレッシュしながら2日間通して集中できればと思う」
永瀬拓矢九段 「私は幸いにも飛行機の音は心地よく感じておりますので、あすは良い状態で挑めるのでないかと思っております」
この名人戦では藤井七冠は3連覇がかかり、永瀬九段は名人戦初挑戦でのタイトル獲得を狙います。
第1局では、藤井七冠が134手で永瀬九段に勝利しました。
藤井聡太七冠 「あすからの第2局でも長い持ち時間を生かして1手1手、深く読みを入れて考えていく将棋を差していければと思っている」
永瀬拓矢九段 「藤井名人と対局すると得るものが多いので、精一杯頑張りたいと思う」
持ち時間はそれぞれ9時間です。
藤井七冠が連勝するか、永瀬九段が1勝1敗のタイにするのか、第2局は29日午前9時から始まります。