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空襲被害者救済法案 条文案が正式にまとまるも今国会での成立困難な情勢

政治

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 空襲で障害を負った人に50万円を支給するなどの空襲被害者救済法案の条文案が正式にまとまりました。複数の野党が賛成する一方、自民党は難色を示していて、今の国会での成立は難しい情勢です。

超党派の空襲議連会長 自民党・平沢衆院議員 「国会議員の先生もほとんど賛成して下さる。賛成しているにもかかわらず、なぜこの問題がなかなか前に進まないのか。本当に疑問で不思議で仕方がありません」

 太平洋戦争中の空襲で被害を受けた人の救済を訴える全国空襲連が国会内で緊急集会を開きました。

 そのなかで超党派の空襲議連で会長を務める自民党の平沢衆院議員は、法案成立のめどが立たない状況について「心からおわび申し上げる」と述べました。

 立憲民主党や国民民主党など複数の野党は法案に賛成しています。

 ただ、自民党幹部は「法案審査の党内手続きを進めていないから仕方がない」と述べ、今の国会での成立は難しいとの見方を示しました。

 戦争はやむを得ない犠牲で国家に補償義務はないという「受忍論」が阻んでいるとの見方については「それ以前の問題だ」としています。

空襲で母と弟2人を亡くした河合節子さん 「どうして、この法案を通していただけないのかというのを一日一日、待ち焦がれているというか、そんな気持ちでいます。反対される理由があるなら、お聞きしたい」

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