ふるさと納税の返礼品調達などの規準に違反したとして総務省は、長野県須坂市と岡山県吉備中央町について制度の対象自治体とする指定を取り消しました。
村上総務大臣会見 「ふるさと納税制度に対する信頼を損ないかねないものであり、大変遺憾であります」
須坂市は、山形県や長野県の他の地域産のシャインマスカットを地元産と偽ってふるさと納税の返礼品として用意し、おととし10月から今年3月までに22万件余り、およそ30億円の寄付を集めていました。
また、吉備中央町は返礼品のコメを出荷する農家に対して、買取代金とは別に奨励金を支払っており、合わせた調達費用が寄付された金額の3割以内という基準を越えて、寄付額の半分ほどを占めていました。
おととし10月から今年3月までに違反して集めた寄付は17万件近く、およそ19億円でした。