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うどんを食べて育ったウニ「讃岐うどん雲丹」が誕生 海藻を食べたウニより身は白く成長早い

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 環境問題とフードロスを同時に解決する新しいウニが香川県多度津町で誕生しました。

(記者リポート)
「いけすの中にたくさんのウニが入っています。一見普通のウニに見えますが、餌として与えられているのはうどんです」

 うどんだけを食べて育った「讃岐うどん雲丹」です。和食店やうどん店を展開する「遊食房屋」と、多度津高校水産科の生徒、香川大学が2023年11月から共同研究を行い、完成しました。

 「讃岐うどん雲丹」は海藻を食い荒らし、貝や魚のすみかを破壊する「ムラサキウニ」を捕獲して育てたものです。食べるのは、店で食べられず、本来は捨てられるうどんです。

(記者リポート)
「こちらがうどんを食べて育ったウニです。早速いただきます。ほんのり甘くてクリーミーです。口の中でトロッと美味しさが広がります」

 本来のエサであるワカメやコンブなどの海藻を食べたウニよりも身が白く、成長が早いのも特徴です。

(遊食房屋/細川明宏 営業本部長)
「讃岐うどんを使って、地域の方にちょっとでも理解をしていただいた上で、県外の方でも認知度をもっと上げていきながら、今後に繋げていけたらなと思っています」

 「讃岐うどん雲丹」は、2025年10月から和食店「遊食房屋」で販売する予定です。

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