6月14日は「認知症予防の日」です。「スマホ認知症」という認知症に似た新たな症状への診療も始まりました。
「スマホ認知症」は、スマートフォンを頻繁に長時間使用することで、脳が情報を処理しきれず、物忘れなど認知症に似た症状が出るのが特徴です。
若年層を中心に増えていることから、都内の病院に専門の外来が開設されました。
金町駅前脳神経内科 内野勝行院長 「大げさではなく、僕は1000万人から2000万人が(スマホ認知症)予備軍だと思っている。漫然とスマホを見ている方がリスクが高いと思う。まずはバックにあるスマホ依存を改善していくのが治療の根本」
認知症は患者の増加に伴い予防法も多様化していて、電話での会話を通じて認知機能の状態をチェックするサービスは、去年4月からの利用数が50万件を超えました。
また、「ガンマ波」と呼ばれる脳波は、認知機能低下の原因とされるたんぱく質を減らすという研究結果があり、音声を「ガンマ波」と同じ周期の音に加工するスピーカーも注目されています。
政府の推計によりますと、認知症と軽度認知障害は今年、1035万人に上ります。