EU（ヨーロッパ連合）は27日、すべてのウナギの国際取引を規制するよう提案しました。11月に始まるワシントン条約の締約国会議で議論されます。
EUは今月27日、二ホンウナギを含むすべてのウナギについて、絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約への掲載を提案しました。
水産庁によると、日本はウナギの国内供給量のおよそ7割を輸入していますが、11月に始まる締約国会議で3分の2以上の賛成で採択されれば、輸出国に許可書の発行が義務付けられます。
成魚や稚魚の他、かば焼きなどの加工品についても対象となります。
小泉農林水産大臣は、ニホンウナギについて、中国、韓国、台湾と保存管理を徹底していて「国際取引による絶滅の恐れはない」として、同じ立場の国々と連携して日本の考えへの支持が広がるよう対応していくと話しています。
