アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、トランプ政権の関税政策がなければすでに利下げしていたとの考えを示しました。
FRB パウエル議長 「(Q.FRBは関税が無ければ、現時点でさらに利下げをしていたか?)そう思う。関税の規模を見て政策金利を据え置いた」
FRBのパウエル議長はポルトガルで開催中の欧州中央銀行フォーラムでこのように述べ、トランプ政権による大幅な関税政策の変更がなければ現時点で利下げをしていたとの考えを明らかにしました。
トランプ大統領はパウエル議長に宛てて手書きで「遅すぎる」と書き込んだ書簡を送るなど、利下げに向けてFRBへの圧力を強めています。
アメリカメディアからは今回の発言がトランプ氏のさらなる反発を招くとの指摘も出ています。
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