香川県多度津町出身のアーティスト・新宅百絵(しんたくももえ)さんは、子どもの個性や表現力を育もうと、2015年から親子でアクリル絵の具を手や足などにつけて絵を描くプロジェクトを全国で開催してきました。2025年の4月には高松市の琴電仏生山車両所でアートイベントを開催し540人が参加しました。
この日の作品をラッピングにした電車2両がことでん琴平線の高松築港駅~琴平駅で7月1日から運行を開始しました。車両には参加者が思い思いに描いた手形などのデザインが温かい色合いで広がり、アートイベントのタイトル名「絵の具であそぼう」も記されています。
車両は2026年の1月31日まで運行されます。アーティストの新宅百絵さんは「自分たちが体験したアートが直接電車の車両にラッピングされています。電車を見て元気に笑顔になってほしい」と話していて、自己肯定感を育めるイベントを全国の子どもたちに届けたいとしています。