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香川県の大規模地震の被害想定 最新の推計結果を公表 浸水面積など見直す

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 香川県が見直している大規模な地震の被害想定について、最新の推計結果が公表されました。

 香川県地震・津波被害想定検討委員会が開かれ、地震・減災科学や津波工学などの専門家らが県内の被害想定について話し合いました。

 香川県では2014年に公表した南海トラフ地震の被害想定を2024年から見直しています。

 南海トラフ地震で最大級の津波が発生した場合、香川県の浸水面積が2014年の想定より15%増えて8020haになる見通しが示されました。

 また、避難が難しくなる水深30cm以上の浸水が起きる面積も、2014年の想定より18%増えて6564haと見込まれています。

 出席した委員からは「どのような対策ができるかさらに議論する必要がある」などの意見が出ました。

(地震・津波被害想定検討委員会/金田義行 委員長)
「これで安全安心、ではなくてこれを踏まえて(想定より津波が)もっと早く来るリスクもある。そのときには校庭に避難するのか校舎でとどまるのかというのは、またそれぞれの地域の皆さんがご検討いただくことになるのかなと」

 香川県では今回の推計結果などをもとに、具体的に予想される人的・物的被害について取りまとめる方針です。

(地震・津波被害想定検討委員会/金田義行 委員長)
「新しい想定に基づいてあまり一喜一憂せずにですね、そういう想定に基づいて自分たちが次のステップとしてどんな備えができるかどんな対策ができるかということを考えていただく。そのための公表だという風に理解いただければ」

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