集団カンニングに使われたのは小さな“玉”でした。その大きさは、わずか3ミリ。一体どう使ったのでしょうか。
■“3mmの玉”で試験不正か
英語能力試験「TOEIC」の替え玉事件で、京都大学の大学院生の中国籍・王立坤容疑者(27)が再逮捕されました。
王容疑者は小型マイクを使うなどして、試験会場で他の受験者に解答を教えていたとみられています。
押収されたわずか3ミリの「小さな玉」。一体どうやって使うのでしょうか。
警視庁が押収した受験者に見せられていた中国語の「カンニングマニュアル」動画には…。
押収された「カンニングマニュアル動画」 「玉を1つ取って、耳に入れて下さい。耳の奥に入って『ドン』と聞こえたら設置完了です」
小さな玉は「イヤホン」です。試験会場で他の受験者は、これを耳に入れて解答を聞いていたとみられています。
ペンダントのようなものは「小型中継機」。
押収された「カンニングマニュアル動画」 「これをまず首に掛けないと、音声が聞こえないよ。裏のふたを開けます。電池を基盤にさすと電源がつながります。長押しすると通知音が聞こえます。最後に携帯のBluetoothをONに設定します」
カンニングを請け負う業者から、こうしたグッズが配られ、替え玉受験をしていたとみられています。