20日に行われた参議院選挙で、「一票の価値に最大で3倍を超える格差が生じたことは憲法に違反する」などとして弁護士グループが22日、「選挙無効」を求めて全国一斉に提訴しました。
岡山県では、原告や弁護士らが広島高等裁判所岡山支部を訪れ、岡山選挙区の「選挙無効」を求めて訴状を提出しました。
訴えによりますと、今回の参院選での「一票の格差」は最大3.102倍で、憲法に違反するとしています。
岡山選挙区の一票は、議員1人当たりの有権者が全国で最も少ない福井選挙区と比べて「0.41票」の価値しかないとしています。
(原告訴訟代理人/賀川進太郎 弁護士)
「こういったことがずっと続いている。特に参議院に関しては、3倍を超えるぐらいでもいいんだという理屈がまかり通っているんです」