22日は一年で最も暑いとされる「大暑」。東京では71人が熱中症の疑いで搬送され、そのうち2人が重症となっています。
青空のもと、黄色いじゅうたんがどこまでも。栃木県野木町。見頃を迎えた約30万本のヒマワリが暑さに負けることなく咲き誇ります。
60代の人 「ヒマワリ=暑さ、夏という感じ」
30代の人 「想像以上というか、びっくり」
シャッターを切る手は、止まりません。
22日は一年で最も暑いとされる「大暑」。暦通り、猛暑日地点は200地点を超え、今年最多に。京都府福知山市では今年全国最高となる39℃に達しました。
北の大地も危険な暑さになりました。北海道北見市。気温はさらに上昇し、36℃を超えました。2月、最低気温マイナス20℃を記録した北見市。5カ月で気温は60℃近く上がったことになります。
旭山動物園の動物たちも熱中症対策と水分補給に余念がありません。
北国に涼しさを求めた観光客にとっては想定外の暑さです。
千葉からの観光客 「思ったより蒸していて、関東と変わらずびっくり」
午後になり、各地で天気が急変。記録的短時間大雨情報が発表された群馬県片品村。土砂災害警戒情報も出されるなど、不安定な空模様が続きます。
暑さをしのげるスポットもあります。岩手県にある猊鼻渓。高さ50メートルを超える渓谷、そして涼しげな風が吹く川も。少しぜいたくな水辺のひと時を過ごせます。
今年一の暑さとなった宇都宮市。涼しいを超え、“寒い”観光地もありました。
施設内の観測で気温13℃と、肌寒さに包まれるのは栃木県宇都宮市にある大谷資料館。深さ30メートル、2万平方メートルにおよぶ巨大地下空間ならではの清涼感に包まれます。
そもそもは江戸時代から続いた採掘場跡。綿々と続いてきた産業のロマンも漂います。
観光客 「ここ涼しくて外に出たら暑いから、耐えられるか心配」