顧客情報などの営業秘密を不正に持ち出したなどとして、半導体関連部品を製造する会社の元副社長が逮捕されました。
「クリエイティブテクノロジー」の元副社長の宮下欣也容疑者（61）は2021年、主力製品の「静電チャック」に関する顧客情報などの営業秘密を不正に持ち出した疑いなどが持たれています。
警察によりますと、宮下容疑者はこの直前に会社を自主退職していて、元部下の社員2人に指示をして情報を入手しました。
入手した情報は新たに自身が立ち上げた会社の会議で使っていたということです。
元部下の社員2人は書類送検されています。
警察は宮下容疑者や社員2人の認否を明らかにしていません。
クリエイティブテクノロジーはANNの取材に対して「このような技術・情報の流出は日本の経済安全保障に対する重大な脅威であり、断じて容認できるものではありません。引き続き捜査当局による事実関係の全容解明に全面的に協力して参ります」とコメントしています。
