24日朝、タイとカンボジアの国境付近でカンボジア軍がタイ軍に発砲しました。23日にはタイ軍兵士がカンボジア軍が設置したとされる地雷を踏んで重傷となっていて、国境付近の緊張が高まっています。
タイ軍は24日朝、カンボジアとの国境地帯にあるタイ軍の拠点近くでカンボジア軍が発砲したと明らかにしました。
タイ軍によりますと、発砲の1時間ほど前にタイ軍はカンボジア軍のドローンが飛んでいる音を確認していました。
その後、武装したカンボジア軍の兵士が拠点近くにいたため声を掛けたところ、200メートルほどの距離から発砲されたということです。
カンボジア国防省は「タイ軍が挑発し、あくまで自衛の範囲内だ」と主張しています。
国境付近では16日に続き、23日夕方にも巡回中のタイ軍の兵士が地雷を踏んで重傷となっていて、タイ側は付近の検問所を封鎖するなどしたほか、カンボジアのタイ大使を帰国させるなどの対応を取っています。