ギネス記録を持つ日本一のけん玉師が25日、丸亀市の中学校で日本の伝統芸能の魅力を伝えました。
丸亀市の藤井中学校を訪れたのは、けん玉師の伊藤佑介さんです。
伊藤さんはけん玉の大会で日本一に10回輝き、さらに2つのギネス記録を樹立しているプロのけん玉師です。
国内外でけん玉のショーやワークショップを開き、2021年には東京オリンピックの閉会式にも出演しました。
25日のショーでは、2つのけん玉を同時に操ったり、目隠しをして特大のけん玉に挑戦したりして会場を沸かせました。
AIの時代に人間が本来持つ能力を感じてもらい、将来の選択肢を広げてもらうのが狙いです。超一流の技に触れた生徒は……
生徒「けん玉師になると決めたのはいつですか?」
伊藤さん「恥ずかしながら大学卒業を機です。進路なかなか定まらないと思うけど安心して、ぎりのぎりまで迷えるから。それで答えが出るときもあります」
伊藤さんは、けん玉を職業にするというちょっと珍しい人生を選んだ経験を生徒に伝えました。
最後に1年生と一緒にワークショップを開き、けん玉の正しい持ち方や簡単に成功させるコツを紹介しました。
(生徒は―)
「丁寧に教えてくださっていてすごく楽しかったです」
「大人になってからでも夢をかなえられるってことが分かって、自分も先生みたいになりたいなって思いました」