サルの被害が相次いでいます。高松市庵治町で50代の女性ら2人がサルに襲われ、軽いけがをしました。
24日午後7時過ぎ、高松市庵治町の住宅の敷地内でこの家に住む50代の女性がサルに右耳のあたりをひっかかれました。
(記者リポート)
「落ちている瓦を見に行こうとしたところ、上にいたサルに襲われたということです」
女性は出血しましたが、軽傷です。サルは体長50㎝ほどで、南の方角へ逃げ、まだ見つかっていません。
(近くの人は―)
「サルがなめとんじゃの。『人間見ても逃げん』言よった。捕まえてほしい」
周辺ではサルの目撃が相次いでいます。7月12日には同じ庵治町内の住宅で、室内の犬に向かって窓をたたいているサルが撮影されました。
この2時間前には、近くに住む80代の女性が庭でサルに噛まれました。近くでは新たにネコが被害に遭ったことも分かりました。
高松市ではサルを捕獲するためのおりやカメラを設置し、サルを警戒しています。
さらに25日午後3時ごろ、庵治町で別の女性も背中をひっかかれ軽いけがをしました。
現場周辺で警察や市役所の職員が出て捕獲作戦を行っていたところ、体長約50cmのサルがカメラの前を横切りました。
女性を襲ったサルと同じ個体でしょうか。素早い身のこなしで逃げていきました。
捕獲作戦は現在も続いていますがまだ捕まっていません。
警察や高松市は、もしサルを見かけても近づいたり大声を出したりしないよう注意を呼び掛けています。