香川県が検討している県立大学の設置や拡充に向けた委員会が25日、県庁で開かれました。
香川県では大学進学者の8割以上が県外に出ています。若者の県外流出を防ぐため、新たな県立大学の設置または県立保健医療大学(高松市牟礼町)の拡充を検討しています。
第1回検討委員会には、教育関係者や経済界などから選ばれた8人の委員が出席しました。
委員からは「奨学金など地元に定着してもらうためのインセンティブが重要」「通学しやすい場所かどうかといった利便性が大切」などの意見が出ました。一方で「拡充ではなく新設するならその理由を明確にすべき」などの意見も出ました。
(検討委員会の委員長 長崎県立大学/浅田和伸 学長)
「(賛成意見や反対意見)そういったものを幅広く目配りしながら、どういった方法がいいのか、その論点整理ができればいい」
香川県では今後、1年ほどかけて県立大学の方向性を固めたいとしています。