製造工程で必要な金型8000個近くを無償で保管させたことなどに対し、公正取引委員会はアルミサッシ業界大手の不二サッシに再発防止などを勧告しました。
不二サッシは下請け業者46社に対して長期間、部品を発注しなかったにもかかわらず、7789個の金型を無償で保管させていました。
また、必要な品質検査などをせずに、傷があるという理由を付けて420万円以上の部品を不当に返品していたということです。
公正取引委員会は、これが下請法違反にあたるとして再発防止と保管や返品にかかる費用の支払いなどを勧告しました。
不二サッシは「厳粛に受け止め、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。