皇后さまが今年の蚕の飼育作業を終え、皇居内で締めくくりの儀式に臨まれました。
皇后さまは28日午前、皇居の紅葉山御養蚕所で取れた生糸を神前に供える御養蚕納の儀に臨まれました。
今年は日本の在来種「小石丸」など4種類の蚕、合わせて7万頭を育てられました。
皇居では、明治時代以降の皇后が蚕の飼育を代々、引き継いでいて、皇后さまは蚕に桑の葉を与える「ご給桑」や蚕が繭を作る時の足場である「蔟(まぶし)」から繭を取り外す「繭掻き(まゆかき)」などをされました。
26日には天皇陛下と長女の愛子さまが繭を枝から外す作業を手伝い、ご一家で養蚕を楽しまれたということです。