「石破おろし」の動きが強まるなか、逆にハッシュタグ「石破辞めるな」を訴える1000人規模のデモが行われました。
石破総理大臣 「多くの同志の皆様方、議席を失うことになりました。深く心からおわびを申し上げます」
28日、自民党本部で行われた「両院議員懇談会」。歴史的な“大敗”を喫した参院選の結果を受け、石破総理は陳謝したうえで続投する考えを強調しました。
石破総理大臣 「(Q.懇談会を経て現時点で続投方針に変わりはないか?)ございません。それは果たすべき責任を果たしていきたいということでございます」
しかし、参院選直後から党内でも厳しい声があちこちで…。
茂木前幹事長(YouTubeから) 「衆議院選でも、そして都議選でも過去最低の議席。そして今回3連敗。スリーアウトチェンジみたいな状態」
西村元経産大臣(X(旧ツイッター)から) 「ケジメは必要であり、兎にも角にも総裁選をやるべきである」
党の最高顧問・麻生太郎氏も「続投は許されない」と周囲に話していて、自民党では“石破おろし”が活発化しています。
しかし、その一方で先週、総理官邸前には年齢性別問わず、多くの人々が集結。「石破辞めるな」「石破踏ん張れ」などのプラカードが掲げられ、総理の“続投”を求めるデモが行われたのです。
デモ参加者 「現在、後継の首相候補として名前が上がる極右の高市早苗氏やポピュリストの小泉進次郎氏などより、石破茂氏ははるかに首相にふさわしいと思います」
そして実は、このデモには多くの“野党支持者”も参加しているようなのです。
デモ参加者 「もともと私はどちらかというと左寄りと言われる立憲や共産(支持者)なんですけど、まさか私がこんなことを言う時が来るとは思わなかったので」
彼らは、なぜそこまで石破政権の存続を願うのでしょうか。