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ガザ物資搬入緩和も市民に届かず 1日にトラック500台分の支援物資必要と訴え

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 飢餓が深刻化するガザ地区でイスラエルが一部地域で戦闘をやめ、制限していた物資の搬入を緩和しましたが、事態の打開にはならないと批判の声も上がっています。

 ハマスが運営するガザ当局のメディアは、27日にガザ地区に入ったトラックは73台のみで、積み荷の物資のほとんどが保管倉庫にたどり着く前に略奪されたと声明を出しました。

 イスラエルやヨルダンなどが再開した物資の空中投下に関しては「3回の投下を目撃したが、トラック2台分にしかならないほか、市民が入れない戦闘地域に落下した」として、人道状況の改善には役に立たないと強調しました。

 国連機関などは、ガザ地区では一日にトラック500台以上の支援物資が必要だと訴えていて、深刻化する飢餓を止めるためにも封鎖している検問所を開けるように求めています。

 これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「ガザに飢餓はない」と改めて主張し、人道回廊を設置したため物資の安全な運搬路は確保されていると述べています。

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