佐賀県の玄海原子力発電所の上空でドローンと思われる光が確認されたことを巡り、林官房長官は捜索の結果、「飛来物の発見や特定には至っていない」と説明しました。
林官房長官 「発電所内に不審物等は確認されておらず、また同時に佐賀県警において、発電所周辺を含む捜索が行われたところですが、何らかの飛来物は発見されておらず、現時点で3つの光の特定には至っていないと」
林長官は現時点までに発電所への影響や人的被害は生じていないとして、「原発の安全には問題ないとの認識だ」と強調しました。
そのうえで、九州電力を含めたすべての事業者による核物質防護対策の実施など、関係機関の連携を強化すると説明しました。
原子力規制庁は26日午後9時ごろ、玄海原発の敷地上空でドローンと思われる3つの光が確認されたと公表しています。