カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震があり、北海道や千葉県など広い地域に津波警報が出されています。津波警報が出ている宮城県から報告です。
(鈴木奏斗アナウンサー報告) 宮城県女川町の竹浦地区にある安全な高台の上からお伝えします。
宮城県沖には津波が実際に観測されたということですが、こちらから見るかぎりはまだ津波は確認できません。
ただ、この数十分の間に海面が10センチほど下がったような様子も確認できました。
朝から作業にあたっていた漁師は全員、避難をしているということです。
朝から漁港で取材をしていますが、その時に津波注意報が発表されました。大きな揺れを伴わなかったので非常に驚きました。急いでクルーと共に高台まで避難をしてきました。
この竹浦地区というのは、2011年の東日本大震災の際は津波が20メートルほど押し寄せた地域で、犠牲になった住民もいます。
皆さん非常に津波に対しては危機感を持っていまして、きょうは予定があったけれども、警報が解除されるまではこの高台にある住宅から出ないことにしたという人もいますし、これ以上津波が大きくならないことを心配しているという声も口々に聞かれています。