経営不振が続く日産自動車が発表した今年4月から6月までの決算は、アメリカの関税政策の影響などにより純損益が1157億円の赤字となりました。
日産自動車 エスピノーサ社長 「15%は15%であって、改善したことは歓迎しますが、それでもまだ厳しい数字であることに変わりはありません」
日産は第一四半期の決算で、本業のもうけを示す営業損益が791億円の赤字に転落しました。
アメリカの関税政策の影響は687億円に上り、来年3月までに3000億円の影響があるとみています。
また、販売台数は中国をはじめとした主要な市場で落ち込み、全体では前の年から10%余り減少しました。
日産は9月までの営業損益が1800億円の赤字になると見込んでいます。