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自衛隊観閲式 今後とりやめに 準備負担大きく

政治

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 中谷防衛大臣は毎年行ってきた自衛隊の観閲式などを今後、実施しないことについて、準備の負担が大きく、防衛体制を維持するのが難しくなるためだと説明しました。

中谷防衛大臣 「必要な訓練時間等の削減を行い、今後もこうした行事を毎年実施をしていくことは将来にわたって隙間のない我が国の防衛体制を維持するうえでは困難であるという結論に至りました」

 観閲式では5000人以上の自衛隊員らが約1カ月間、準備にあたっていたということです。

 中谷大臣はロシアや中国、北朝鮮といった周辺国の軍事活動が活発化していると指摘したうえで、「警戒監視に一部の間隙も生じさせることはあってはならない」と述べ、中止に理解を求めました。

 陸上自衛隊の観閲式や海上自衛隊の観艦式、航空自衛隊の航空観閲式は自衛隊の最高指揮官である総理大臣が部隊を視察して隊員の士気を高めるために行われる行事で、1951年から陸、海、空の自衛隊が毎年、持ち回りで行っていました。

 2020年からは部隊の負担軽減のために規模を縮小して行っていました。

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