戦後80年の今年、台湾の南側に広がるバシー海峡で亡くなった日本人兵士らの慰霊祭が開かれました。
遺族 「ぜひともこの海峡を見て、祖父に会いたいなと。その一言だと思います」 「何よりも命が大事だなということをこの地ですごく感じて平和の大切さを改めて感じた」
この式典は戦時中、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡で命を落とした日本人を慰霊するもので、遺族らおよそ150人が参列しました。
重要な輸送ルートであるバシー海峡では日本の輸送船などが多数、アメリカの潜水艦の攻撃で沈み、「輸送船の墓場」とも呼ばれました。
犠牲者は10万人以上に上るとされています。
式典は10年前から続けられています。