自民党は参議院選挙で落選した候補者からの聞き取りを行いました。出席者から石破総裁に対して「即、辞任すべき」などの声が相次ぎました。
参院選に自民党比例代表で立候補し落選 岸博幸氏 「選挙3連敗でしょ。これ、企業で言うと決算大赤字3期連続なわけですよ。普通、組織の抜本的立て直しが必要で、そのためには当たり前だけど、トップの方は1回退くっていうのが普通かなと思ってますので、そういう対応になることを期待します」
参院選に自民党比例代表で立候補し落選 長尾敬氏 「即、石破総裁におかれては辞任をしていただきたいという話をはっきりと申し上げました。国民の声、あるいは投票行動の結果というものも聞かない政党だというふうに見られてしまうので、ここは一つ、節目をつける必要があると」
自民党の森山幹事長ら総括委員会のメンバーは、今月中をめどに取りまとめる報告書の作成に向けて敗北した原因や課題の洗い出しなどを行っています。
4日は参院選に出馬して選挙区と比例区で落選した候補者からオンラインも活用して聞き取りを行いました。
出席者からは党のトップである総裁の発信力の強化に加えて保守の票が参政党などに流れたこと、偽情報への対応を含めたネット戦略の必要性などが指摘されました。
総括委員会は今後、地方組織や有識者からも聞き取りを進める方針です。