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高校生2人死亡…何があった? 落ちると“上がれない池”

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 池に落ちた高校生と助けようとした友人が死亡。そこは“落ちると上がれない池”でした。

■落ちると“上がれない池”

 2日、静岡県沼津市にある池で高校生2人が溺れ、病院に運ばれましたが亡くなりました。

 2人はボート部に所属し、池で開かれたボート大会に支援スタッフとして参加していました。

 午後3時半ごろ、大会の片付けも終わった後に事故が発生。

ボート大会の主催者 「そこでズボッと深みに入った。(岸から)2メートルくらいまではやや浅瀬で、その後、コンクリート擁壁で一気に4メートルの深さになるところ」

 ここは“農業用のため池”で、専門家は一度入ると上がることは困難だといいます。

水難学会 斎藤秀俊理事 「農業用のため池は急に深くなっている。浅いまま続くと気を許した途端に、その場に沈んで出てこられなくなる」

 全国には、こうした“ため池”が約15万カ所あり、毎年25人ほど亡くなっています。

 万が一、ため池に落ちてしまったらどうすればいいのでしょうか。

水難学会 斎藤秀俊理事 「(落ちたら)すぐに“背浮き”になるということ。息をそのまま止めて、しばらくすると浮き上がってくる。浮き上がってきたら背中を下にして、水面に仰向けで寝るような感じで顔を出して呼吸を確保する。今、全国の小学校のほとんどで着衣泳をやっているが、そういった体験をやることによって、今回みたいなケースの場合に比較的、落ち着いて行動が取れるようになる」

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