4日、シンガポールのリゾートホテルで開幕した王座戦五番勝負の第1局。白い和服姿の藤井聡太七冠(23)はカートに乗って会場に現れました。
同学年のライバル・伊藤匠叡王(22)が挑みました。
戦型は先手と後手がお互いに飛車を最初の位置から動かさない「相居飛車」で、角を使った攻撃がしやすい「雁木(がんぎ)」模様の出だしとなりました。
先手の伊藤叡王が仕掛けますが、藤井七冠が強気の受けを見せました。
日本将棋連盟 香川愛生女流四段 「自分の飛車が取られてしまいそうな局面にもかかわらず、この局面は踏み込むチャンスだと、ここの見切りがさすがの踏み込みだった」
最終盤まで大激戦が繰り広げられましたが、藤井七冠が冷静にリードを拡大。多くの将棋ファンが見守るなか、緩急自在の指し回しで勝利しました。
藤井七冠 「本局は非常に激しい展開で、一手一手がとても難しい将棋だった。次の対局に向けてしっかりと準備をしていきたい」
(「グッド!モーニング」2025年9月5日放送分より)