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米FRB 0.25%利下げ決定 現トランプ政権で初 雇用を懸念

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 アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は政策金利を0.25%引き下げることを決めました。利下げは6会合ぶりで現在のトランプ政権では初めてです。

FRB=連邦準備制度理事会 パウエル議長 「失業率は低いものの上昇している。雇用の伸びは鈍化し、雇用に対する下振れリスクが高まっている」

 FRBは、雇用情勢を懸念し、景気を下支えするため政策金利を0.25%引き下げました。年内残り2回の会合でも利下げする見通しです。

 会合では、利下げを求めるトランプ大統領が指名し、直前に就任したミラン理事が0.5%の大幅な利下げを求めました。トランプ氏の影響力が強まっています。

 今回の判断にトランプ大統領の利下げ圧力がどう影響したかはっきりしませんが、FRBはインフレの懸念より雇用を重視した形です。

米国野村証券 シニア・エコノミスト 雨宮愛知氏 「過度に利下げすると当然ながら来年以降、またインフレが再燃するという可能性は十分高まってくると思う。FRBに対してトランプ大統領の影響力が増すと物価の番人としてのFRBの信認が落ちますので、実際にインフレが高まるだけでなくてインフレ期待もどんどん上がってしまうという事態がリスクとしてある」

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