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店舗数を拡大させている「マーラータン」専門店 爆発的人気の理由は

経済

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 物価高や人件費の高騰で倒産する飲食店が増えるなか、逆に店舗数を拡大させているのが、マーラータンの専門店だ。爆発的人気のワケを取材した。

■マーラータン人気のワケは?

 神奈川県川崎市にあるマーラータンの専門店、「チーパオ・マーラータン」。店内には多くの女性客が訪れている。

 マーラータンは、中国の四川省が発祥で、「マー(麻)」と「ラー(辣)」の文字が示す通り、ホアジャオの痺れと、唐辛子を使った辛味が特徴のスープ料理だ。

大学生 「(Q.来店は何回目?)5、6回は行ってます。今年に入って、はやりだしてから行ってみようと思って」 30代 「(Q.来店は何回目?)15回とか20回いかないくらい。めっちゃ行ってる」

 どうして、ここまでハマるのか。

30代 「カスタムとかめっちゃできるって知って、ハマった感じ」 大学生 「自分で好きなの(具材)を取って選べるのが楽しい。今までなかった感じだからいいなと思ってめっちゃ来るようになりました」

 そう、自分好みのマーラータンを作ることができるのだ。

■「自分好みにアレンジできる」魅力

 マーラータンは初体験だという駒見直音アナウンサーが挑戦した。

駒見アナ 「これは迷ってしまいますよね…」

 連日、行列ができる神奈川県川崎市のマーラータン専門店。その最大の魅力は、「自分好みにアレンジできる」ことだ。

七宝麻辣湯 店員 安部衣玖美さん 「(Q.食材は何種類ある?)50種類以上並んでいます」

 まずは、野菜やきのこ類、餃子や小籠包など、50種類以上の食材の中から好きな具材を選ぶ。

駒見アナ 「どうしよう。これだけあると迷ってしまいますよね。マイタケ大好きなんですよね」

 駒見アナは、パプリカや魚卵団子、餃子など、6種類の具材を選んだ。具材は量り売りとなっていて、選んだ具材は214グラムで663円だ。

 そして次に選ぶのは、スープの種類と辛さだ。

駒見アナ 「2辛でいきます。(スープは)麻辣湯で」

 最後に、春雨や中華麺などの4種類から麺を選ぶ。

安部さん 「スタンダードなのは中太の春雨」 駒見アナ 「では、中太の春雨で」

 そして、駒見アナがカスタマイズしたマーラータンがこれだ。

駒見アナ 「じわじわきますね、辛さ。おいしい。結構クセになっちゃう。どんどんスープ飲めちゃいますね。自分で選ぶ楽しさもあって。これ楽しいですね」

 マーラータンを食べに来た夫婦はこう話した。

「(Q.来店は何回目?)2回目です。(奥さんと)食べたいものが違う時とか、ちょうど好きなものを選べるからいいのかなって、きょうここ(マーラータン専門店)にしました」

■女性ウケ◎ストレス発散も

 爆発的な人気となっているマーラータンについて、専門家はどう分析しているのだろうか?

 「ガチ中華」に詳しいライターの中村正人さんは、「赤いスープに加え、色々な食材を好きに選ぶことができ、インスタ映えすることが女性にうけた。日本の中華といえば男性が行くものだったが、女性が1人でも行けるようになり、新たな客層が増えたことがここまでヒットした要因ではないか」としている。

 さらに、中村さんは別の理由も指摘している。「2010年ごろ、『食べるラー油』がブームとなった。当時はリーマンショック後で、日本経済の悪化の影響が残るなか、ストレスを抱える人が『食』によって刺激を得て、ストレス発散につながった。現在も多様なストレスを感じる人がいるなか、『辛いもの』ブームが続いている」としている。

(「ワイド!スクランブル サタデー」2025年9月20日放送分より)

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