ニュース

旧香川県立体育館の解体・再生巡る議論 阿部文科大臣「丁寧な検討を」

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 建築家・丹下健三が設計した旧香川県立体育館を巡り、老朽化を理由に解体への手続きを進める香川県に対し、建築家らが設立した民間団体が「公費を使わない再生」を提案しています。
 阿部俊子文部科学大臣は、19日の閣議後の記者会見で「地元でもさまざまな意見があると承知している。それらを踏まえながら議論をいただくなど、丁寧な検討を進めていただきたい」と述べました。

 一方、解体の是非については「個別の建物の保存・活用のあり方をこの場でコメントすることは差し控えたい」としました。

 文化庁の文化審議会に設置された建築文化ワーキンググループでは、貴重な近現代建築が失われている現状を踏まえ、従来の「保存」とも「建て替え・開発」とも異なる第3の道としての「再生・再利用」を探る議論を行っています。

 ワーキンググループの座長を務める工学院大学の後藤治教授は8月、「旧香川県立体育館の民間提案を県が了解して前に進むということであれば、国内初の支援対象のモデルになり得るのではないか」と述べています。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース