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【自民総裁選を直前分析】有力候補の支持構図“注目集まる重鎮3氏”勝敗の行方は?

政治

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自民党総裁選は、党所属国会議員と全国の党員・党友が投票する、いわゆる、「フルスペック型」で実施される。初回投票では国会議員票295票と党員・党友票295票を合わせた計590票を争い、過半数を得た候補が新総裁に選出される。過半数に届かない場合は、上位2人による決選投票が行われ、国会議員票295票に加え、都道府県ごとに党員・党友票が1位だった候補者に与えられる47票と合わせた計342票を争い、得票数が多かった候補が新総裁となる。2024年の総裁選では、党員票で高市氏が首位に立ち、小泉氏は議員票で優位に立った。しかし、最終的には、党員票で広範な支持を得た石破氏が決選投票を制し、総裁の座を射止めた経緯がある。

自民党総裁選をめぐり、主要候補者の支持勢力が次第に明らかになってきた。番組の取材によると、茂木敏充前幹事長には、主として旧茂木派が結集。小林鷹之元経済安全保障担当大臣には、旧安倍派を中心とする支持が寄せられ、さらに浜田靖一衆議院議員運営委員長、石井準一参議院国会対策委員長が陣営入りした。林芳正官房長官は旧岸田派を基盤に、中谷防衛大臣、伊藤復興大臣、小野寺政務調査会長らが相次いで支持を表明。田村憲久元厚生労働大臣が選挙対策本部長に就き、布陣を固めている。小泉進次郎農林水産大臣の陣営には、麻生派をはじめ旧菅グループなど幅広い勢力が集結する動きがみられる。一方で、高市早苗前経済安保担当大臣には、旧安倍派を中心とした支援の広がりが目立つ。

総裁選の行方を大きく左右するのが、岸田文雄前総理、菅義偉元総理、麻生太郎最高顧問という3人の元総理経験者の支持。茂木氏は麻生氏と面会し、「がんばれよ」との激励を受けたとされる。小林氏と林氏は岸田氏と会談。高市氏も岸田氏、さらに麻生氏と相次いで面会した。麻生氏はその際、「明るく元気に頑張れ」と高市氏の背中を押した。小泉氏も3氏と面会を重ねたが、麻生氏からは「俺だったら、お前の歳で火中の栗は拾わねえな」との言葉をかけられたという。

★ゲスト:久江雅彦(共同通信特別編集委員)、林尚行(朝日新聞コンテンツ政策担当補佐役)、澤井尚子(テレビ朝日政治部与党キャップ) ★アンカー: 末延吉正(ジャーナリスト/元テレビ朝日政治部長)

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