中国の建国76周年を祝う記念式典が都内で開かれました。来賓としてあいさつした自民党の森山幹事長は、日本産牛肉の早期輸出再開に向けた期待を述べました。
中国 呉江浩駐日大使 「中日両国は互いに重要な近隣国であり、中日関係を安定させ発展させることは双方の根本的利益に合致しています」
25日に都内で開かれた記念式典で、呉大使は、中国で3日に行われた「抗日戦争勝利80年」の軍事パレードについて言及し、戦争終結から80年となる今年は「中国、日本、全世界にとって特別な意義を持つ年だ」と述べました。
そのうえで、日中両国を取り巻く環境について「地域に波乱が重なり、ルールと法治が欠如している」などと指摘しました。
日本側からは、日中友好議連会長を務める自民党の森山裕幹事長や生稲晃子外務政務官らが出席しました。
自民党 森山裕幹事長 「(中国の)何立峰副総理との面会では、日本産牛肉の対中貿易再開について一つの前進を見ることができました。一日も早い輸出再開の実現を強く期待しています」
森山幹事長は、日中間で輸出再開に向けた協議が始まった日本産牛肉の問題についてこのように述べ「自らが対中交流の先頭に立ちたい」などと話しました。