長期金利の指標である10年物国債の利回りがおよそ18年半ぶりの水準まで上昇しました。
4日の国内債券市場では長期金利の指標となる新規発行の10年物国債の利回りが午前中に1.9%を超えると、午後の取引では1.935%まで上昇しました。
2007年7月以来、およそ18年半ぶりの高水準です。
市場関係者によりますと、日本銀行が12月の会合で利上げに踏み切るとの観測から債券を売る動きが強まっているとみられます。
また、高市政権の積極財政による財政悪化への警戒感から国債の買い控えが続いていることも背景にあります。