国会の会期末を17日に控え、今年度の補正予算案は16日午後、成立する見通しです。一方、焦点となっていた定数削減の議論は来年に持ち越しとなる見込みです。
補正予算案は参議院予算委員会でまもなく可決されます。
補正予算案には野党の要望を踏まえ、子ども1人あたり2万円の給付などが盛り込まれていて、夕方の本会議で成立する見通しです。
一方、議員定数削減の議論は膠着(こうちゃく)状態が続いています。
維新は15日、先に議論されている「企業・団体献金法案」の採決を求めましたが、野党が反発し、審議入りさえできない状況です。
自民党 鈴木幹事長 「(法案の)成立に向けてつるしを降ろすこと(審議入り)へのスケジュール感が今見いだせない状況なので、会期延長はまず考えにくくなった」
ある閣僚経験者は「延長したところで結論は出ない。与野党でしっかり協議していくことを決めるしかない」と漏らします。
午後には維新の吉村代表が高市総理と党首会談を行います。
来年の通常国会で選挙制度と合わせて結論を得るとする考えですが、見通しは立っていません。