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「安全の保証」50年、賠償金15兆円を要求 ウクライナ側 和平協議が難航 

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 和平交渉を巡りウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカ・トランプ大統領に対し、停戦後にロシアの侵攻からウクライナを守る「安全の保証」の期間について、最長50年とすることを求めたと明らかにしました。

■「安全の保証」50年要望

ゼレンスキー大統領 「アメリカとウクライナの“安全の保証”について100%合意できました」

トランプ大統領 「95%と言えるかもしれませんが、パーセントでは言いたくありません。協議はとても順調ですが、1つか2つ非常に厄介な問題があります」

 ウクライナ側がアメリカに求めている安全の保証について、「5%の隔たり」の存在が明らかになった首脳会談。

 停戦後に再びロシアに侵攻されないため、ウクライナを守る保証期間に対する両国の主張の違いが鮮明になっています。

ゼレンスキー大統領 「きのう、アメリカから強力な“安全の保証”を得ることで合意しました。文書では期間は15年で、延長の可能性が盛り込まれています」

 しかし、15年では短いというのがウクライナ側の主張です。

「“安全の保証”はより長期にわたるものを強く望むと、トランプ大統領に伝えました。具体的には、30年、40年、あるいは50年といった期間の可能性を検討したいと考えています」

 トランプ大統領も検討する考えだということですが、アメリカ側から保証期間についての公式発表はありません。

■約15兆円賠償金 要求

 “ロシアからの賠償金”についても言及したゼレンスキー大統領。今後2年間でロシアから1000億ドル、日本円でおよそ15兆6000億円を分割で受け取り、戦争が終結すれば国家再建の費用とし、戦争が続いていたら防衛資金に充てるとしています。

 一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は29日、「和平に近付いている」というトランプ大統領の発言に同意すると述べました。

 トランプ大統領とプーチン大統領は、来年1月上旬に和平の枠組みを決めるとしています。

(「グッド!モーニング」2025年12月30日放送分より)

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