ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

自民重鎮に“異例の包囲網” 新人4人との闘い 大分3区

政治

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 真冬の選挙戦です。4日は自民党のベテランに対して新人4人の“異例の包囲網”が敷かれた大分3区を追いました。

■自民重鎮が新人4人と激闘

 当選10回のベテランの選挙区が揺れています。

自民党 前 岩屋毅候補(68) 「私は“反高市じゃないか”とか言われることあるんですけど決して、そんなことはありません」

 重要閣僚を歴任してきた自民党の重鎮・岩屋候補に対し、逆風を巻き起こす4人の新人女性候補。一体、何が起きているのでしょうか。

 日本有数の温泉地・大分県別府市や“から揚げの聖地”と呼ばれる大分県中津市などからなる大分3区。

 日が暮れても精力的に活動するのは無所属の平野雨龍候補(32)です。国政初挑戦となった去年の参院選東京選挙区では中国への強硬姿勢などを訴え、23万票を獲得。

無所属 新 平野雨龍候補 「こちらに移住したのは最近のことでございます」

 今回、並々ならぬ思いを持って大分へ。

無所属 新 平野雨龍候補 「岩屋さんのことを誰かがどうにかしなければいけなかった」

 念頭にあるのは2024年、当時の岩屋外務大臣による“中国人の訪日観光ビザ緩和”の表明。SNSでは「中国寄り」などと批判が相次ぎました。

 平野候補は「日本の未来を守る政治」を目指すとしています。

無所属 新 平野雨龍候補 「外交問題、国防安全保障問題、言わなければいけないことははっきりと言う。相手の国に配慮した、そんな政治は終わらせなければいけません」

日本保守党 新 岩永京子候補(64) 「この1週間で、色んな方から声を掛けてもらいました」

 日本保守党の岩永候補も衆院選初出馬。地元出身の元ダンサーで、現在は芸能会社を経営しています。

日本保守党 新 岩永京子候補 「(岩屋氏が)中国人のビザを急に議論もせずに緩和(表明)してしまった。そこが一番(出馬の)きっかけでした」

 亡くなった父親は長年、岩屋候補の後援会長を務めていました。

日本保守党 新 岩永京子候補 「(岩屋氏は)日本の危機になるような方向にかじを切っていると思うので、父が生きていたらそういうことはさせていないと思うし、止めるのは私かなと」

 選挙戦では移民問題を争点に挙げています。

日本保守党 新 岩永京子候補 「私は日本が大好きだ。岩永京子はただのお嬢様じゃありません。けんかができるお嬢様です」

 “打倒岩屋”を掲げる候補は、ここにも…。

参政党 新 野中貴恵候補(41) 「日本人ファースト。一人ひとりが日本です」

 参政党の野中候補。普段は漫画家として企業のチラシやホームページに作品を描いています。前回は福岡の選挙区から出馬しましたが…。

参政党 新 野中貴恵候補 「元々、前回の衆議院選挙から大分3区で出てほしいと、(岩屋)前外務大臣を何とかしてほしいとすごい悲痛な声が上がっていまして」

 岩屋候補の政策に疑問を呈しています。そのうえで訴えるのは、減税です。

参政党 新 野中貴恵候補 「1年頑張って働いても、その半分は税金で持っていかれる。それでは私たちの暮らしが楽になるわけはありません。まずは減税。食料品のみでは足りません、一律の減税を訴えていきます」

 迎え撃つ岩屋候補。批判を浴びる自身の発言や行動についてはホームページなどで、その真意を説明。今回は地元に張り付いて“どぶ板選挙”に徹しています。

自民党 前 岩屋毅候補 「(国政)初挑戦も2月の選挙だった。だから初心・原点に立ち返って頑張りたいと思っています」

 この日、応援に訪れたのは同じ石破前総理の側近・赤沢経済産業大臣。

赤沢経済産業大臣 「なぜかその人がいると、そのチームは勝つ、いい仕事をする。その筆頭が岩屋候補なんだと」

自民党 前 岩屋毅候補 「日米関税協議、ともに汗をかいた仲間ですから、そういう話もしてほしいと(応援を)お願いしていました」

 これまでの経験をアピールする岩屋候補。議席は譲れません。

自民党 前 岩屋毅候補 「今、日本外交の正念場なんです。断固として、この国の平和と国益を守り抜く。そのために渾身(こんしん)の力を注いで参ります」

 一方で、似顔絵入りの選挙カーを走らせ、コツコツと支持の拡大を訴えるのは中道改革連合の小林華弥子候補(58)です。

中道改革連合 新 小林華弥子候補 「寒いので家の窓を閉めているから、声が聞こえないからなかなか伝わりにくいけど、でも駅前の集会なんか多くの人が来て下さって盛況でした」

 立憲民主党から出馬した前回は2万7000票差で岩屋候補に敗れましたが、今回は構図が一変。

中道改革連合 新 小林華弥子候補 「公明党とは元々、主義・主張が非常に近いところがあると思っていて、多くの公明党支持者たちが本当に一生懸命、私に成り代わって支持を広げて下さっています」

 小林候補の決起集会にも公明党の議員が駆け付けました。

公明党 市原隆生市議 「『中道』という旗のもとにはせ参じていただいた小林華弥子さんは、私ども公明党の候補でもあるのです」

 公明票を取り込み、リベンジを果たせるか…。

中道改革連合 新 小林華弥子候補 「今回の選挙で問われているのはこの国の行方です。強い国よりも優しい国を、格差分断社会ではなく、ともに支え合う共生社会を目指していきたい」

 投開票まであと4日です。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース