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自治体の防災計画を見直しへ 内閣府の職員が静岡県伊豆市を調査 津波は10m予想

社会

 南海トラフ巨大地震などの国難級の災害時に、自治体がけが人の救護などを計画通りに進められるか調べるため、内閣府が現地を視察しました。

 静岡県伊豆市の土肥地区は、南海トラフ巨大地震で高さ10メートルの津波が地震発生からおよそ6分で到達すると想定されています。

 「テラッセオレンジトイ」は普段は観光施設として営業していますが、津波が発生した時には「津波避難タワー」として1200人が避難することができる日本初の複合施設です。

伊豆市危機管理課 山田和彦課長 「これまで観光と防災と融合し得ないようなものだったんですが、地域の方とご理解もいただきながら平時と有事の融合する施設として非常に地域住民はもとより観光客の方々にも好評を得ている」

 内閣の担当者は、普段から訪れやすくすることで自然と避難経路の確認につながるとして、「防災を日常に溶け込ませる取り組み」としています。

内閣府ふるさと防災職員 鈴木聡参事付 「負傷者の搬送におけるボトルネックを確認し弱部のあぶり出しを行うこととしております」 「このフローの例では、弱部をあぶり出した結果、救急車の不足が可視化されております」

 内閣府は、伊豆市などとの会議で過去の災害をもとにした従来の被害想定より細かい病院ごとに受け入れる必要があるけが人の数などのデータを示しました。

 南海トラフ巨大地震では、静岡県は伊豆市内の負傷者数を500人と推定しています。

 また内閣府は、医療救護所で応急処置やトリアージなどを受ける負傷者数を490人と試算しました。

 地元の医師会からは、災害時の救護態勢を整えることについて、高齢化に伴う医師の不足などから難しいという意見も出ました。

田方医師会 野田聖一副会長 「一つの自治体だけで解決するのは非常に難しいかなと」 「何とか対策を立てていただけじゃいけないなというのを痛感しました」

内閣府ふるさと防災職員 鈴木聡参事付 「やはり弱部の炙り出しというのは、各自治体にとってはなかなか言いづらい部分かもしれないですけれど」 「防災力の向上につなげていただければいいかなと思いますので、その点を自分ら、ふるさと防災職員が頑張って、伴走支援として支援をしていければなと思います」

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