長期金利の上昇が続くなか、日本の財政破綻を描く小説をクラウドファンディングを活用して創作しようという新たな取り組みが始まりました。
9年前に出版された「オペレーションZ」。国家財政の危機を描いた話題作です。この作品に「デフォルトピア」という小説が挿入されています。
小説家 真山仁さん 「『デフォルトピア』というのを定義するとしたら国家破綻した後の日本ということです。そこの中で破綻した日本を見せてみようと。ちょっと(破綻の)恐怖が伝わるんじゃないかと」
断片的に挿入された小説は原稿用紙20枚ほど。今回、クラウドファンディングを活用して読者を巻き込み、作品を完成させようというプロジェクトが立ち上がりました。
一定の金額を支払った人は小説の編集会議に参加し、作品作りに関わることができます。
参加者 「その後どうなるのかずっと読みたかったので、今回『デフォルトピア』で展開してくれるというので、それでもうきょうは参加する」
目標の300万円は募集開始12時間後に早くも到達。しかし、真山さんは、その先を考えています。
真山さん 「今度は日本を自分たちの手で、国に頼るのではなく、自分たちで希望のある社会にしようというチームを作るための資金として、皆さんに協力していただきたいというふうに思っています」
長期金利がおよそ29年ぶりの高い水準に上昇し、財政への懸念が広がるなか、プロジェクトへの関心は高まりそうです。