あわやの事態が起きました。住宅街でまさかのクマと鉢合わせに。近くでは水路を走るクマも目撃されています。
■市街地でクマ目撃相次ぐ
25日、Jチャンネルの取材班は、クマの目撃情報が相次いでいる長野県松本市へ。
市街地の道路にクマが現れる瞬間を近くの会社の防犯カメラが捉えていました。
22日の午前8時半ごろ、住宅地の道路にクマは現れました。
通勤時間帯に車が通り過ぎた直後…。突然、クマが柵を乗り越えて道路に出てくると水路の方へ。
クマが現れる4分前には、歩行者の姿も確認できます。
クマが道路を横切った30秒後には、歩いてきた人たちが水路の方を見ているのが分かります。
クマ出没の情報を得て、確認しているのでしょうか。
そして、クマが出没した2分後には巡回中のパトカーがやってきます。水路の横を通り過ぎていきました。
クマは水路に入って、その後、どこに行ったのでしょうか。
Jチャンネルの取材班は、この現場で防犯カメラの映像を2つ入手しました。
クマは住宅地の道路から水路を通って、住宅が密集するほうへ移動していました。
2つ目の防犯カメラの映像では、水路を覆う道路の下からクマは身を乗り出した後、水路を走り出します。
クマが現れた30秒後には、会社の車が水路の脇の道を通過していきます。
防犯カメラにクマ 会社スタッフ 「うちの運転手がここで見てクマだと分かって、クラクションを鳴らして向かいの倉庫の人が出てきて、警察官も」
市街地の水路を移動ルートにしているクマは、この少し前に近くの住宅密集地にも出没していました。
■「ゾッとした」恐怖の瞬間語る
住宅街の防犯カメラが捉えたのは、はち合わせの瞬間です。
午前8時15分ごろ、画面左側から男性が歩いてきます。すると…右側からクマが。
はち合わせになる直前、人に気付いたクマが引き返していきます。男性もクマがいることに気付いて、立ち尽くしています。
襲われる恐れもあった「恐怖の瞬間」を語ってくれました。
クマと遭遇した男性 「歩いている途中で左側のほうで気配を感じた。目を向けた時にはクマがスッと後ろを向いて逃げていった。クマが後ろから襲いかかってきたら、対抗できずに無抵抗のまま何もできずに終わってしまったと考えると正直ぞっとした。朝出勤する前に妻から『川の反対側にクマが出た』と聞いた。『会社行く時に気を付けてね』と言われたが、まさかクマが現れるとは思っていなくて、市街地で目の前に急にクマが現れるなんて誰も思っていないと思う。クマ鈴、クマ撃退スプレー持ち歩く時代が迫っている」
さらに同じ時間帯、別の会社の防犯カメラには策を乗り越えるクマの姿が映っていました。
目撃者 「何かいるなと思って二度見して『クマだ』と叫んで中へ逃げた。大体1メートルくらいのクマを見た。初めて野生のクマを見た」
松本市内では、スーパーや小学校付近などでもクマの目撃が相次いでいました。
同じ日の午前10時半ごろ、近くの公園で木に登っていたクマが捕獲されました。体長117センチ、体重およそ70キロ、5歳から6歳の雄で、市は住宅街で目撃されていた個体と同一とみています。