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「マルサ」が告発の脱税額、2025年度は約84億円 1件あたりは1億円超に

社会

 国税庁は2025年度に全国の国税局査察部、通称「マルサ」が告発した脱税事件の脱税額が約84億円だったと公表しました。

 部屋の隅に置かれたスーツケースとボストンバッグ。中にはなんと、4億2300万円以上の札束が隠されていました。

 国税庁によりますと、2025年度に全国の国税局が告発した脱税事件は82件に上り、脱税総額は約84億円でした。

 告発した事件の数は、その前の年度から減ったものの、1件あたりの脱税額が1億円を超え、過去10年間で最高額となりました。

 業種別では建設業者による脱税事件が18件で、2年連続で最も告発が多い業種でした。

 都市部でのマンションの建設需要の高まりが背景にあるとみられます。

国税庁 藤野武広査察課長 「幅広い業種・業態の事案に積極的に取り組んでいきたい。査察は、こんな分野も目を光らせていると思っていただけるよう取り組みたい」

 架空の取引先が海外の会社であるなど、脱税事件の国際化や複雑化が進行していることを受け、査察部ではAI(人工知能)などの新しいデジタル技術も活用して対応していくということです。

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